某掲示板や価格.comのレビューなどで、Xperia 5Ⅳのタスクキラーがひどすぎてバックグラウンドのアプリが頻繁に落ちると話題になっていますね。
自分のXperia 5Ⅳでも同じ症状が発生していたので、色々試して少し改善されたので対処法を紹介します。
Xperia 5Ⅳが頻繁にアプリを終了させている症状
Xperia 5Ⅳは長時間のバッテリー持ちを意識している機種なので、バッテリー消耗を抑えるためにRAM(メモリ)の使用率を限りなく抑える仕様になっているようです。
そのために、使用中以外のアプリを頻繁に終了(タスク落ち)させていると予測しています。
例えば、なにかゲームをしている途中でカメラなどを起動させて、ゲームに戻ると起動画面からスタートするといった感じ。
ひどい時は、ライブ壁紙さえキルされてしまったり、音楽再生などバックグラウンドで使用しているアプリも終了させてしまうタスク落ち問題に遭遇していることも多々ありました。
頻繁に起きるタスク落ちを抑える方法
設定をいじることで完治まではしませんが、使用していないアプリが頻繁に落ちにくくなりました。
何もしなくても、症状が出ないXperia 5 Ⅳもあったり、以下の内容を試したけど改善されないものがあったりの個体差があるようです。
上から順に試すことを推奨します。
Androidを13にアップデートする
購入時はAndroid 12がインストールされている状態です。
この問題にソニーはAndroid 13 にアップグレードした後に修正されると回答しているようです。
アップデートすると改善されたというユーザーもチラホラいますが、自分も含めて大半のユーザーが相変わらず頻繁にアプリが落ちると行っているのが現状です。
Android 13へアップデートしたとしても、改善されるわけではなさそうですがメジャーアップデートと別にAndroid 13に対応したタスク落ち対策のアップデートが来ると思います。
現在は、ドコモ、au、ソフトバンクの各キャリアがAndroid 13をリリースしているのでアップデートしましょう。
アプリのバッテリー使用量の管理を変更
アプリを個別に『バッテリー使用量の管理』で制限なしに変更します。
今回は例でバックグラウンドで音楽の再生中に落ちてしまうYoutube Musicアプリで行います。
対象のアプリを長押しすると表示されるウインドウの右下【!】をタップして、アプリ情報を開きます。
アプリ情報の『バッテリー』をタップし、『バッテリーの使用状況』画面に移動して【制限なし】を選択。
これで、予期せぬタスク落ちが改善されればOKです。
改善されない場合は、次の方法です。
「キャッシュに保存されたアプリの実行を停止」を無効化
設定画面→「システム」→「開発者向けオプション」→「キャッシュに保存されたアプリの実行を停止」
を
無効化
開発者向けオプションが表示されていない場合は、以下の記事を参考に開発者向けオプションを有効化してください。
下の画像の手順です。
自分はすでに無効化している画面になっているのですが、はじめは「デバイスのデフォルト」になっています。
※画像が見にくいときは画像はクリックすると拡大されます。
設定を変更することで起きること
冒頭にもお話ししましたが、バッテリー持ちを良くするための機能が過敏に動いているものをほぼ停止させる設定を行うことになります。
そのため、Xperia5Ⅳの使い方次第でバッテリーの持ちは初期よりも悪くなる可能性が高いです。
バッテリーの持ちを気にするなら「アプリのバッテリー使用量の管理を変更」までに留めておいたほうがいいと思います。
面倒ですが、使用しないアプリは手動で終了させるとバッテリーの持ちはそこまで悪くなかったので、やる価値はありました。
上記の設定を行うことで、ほぼほぼバックグラウンドで再生していたYoutube Musicは落ちなくなりました。
ですが、音楽を再生中に処理の重たいアプリを使用したり、他のアプリをたくさん起動させるとバックグラウンドで流していた音楽が止まることが、たまに起きています。
こればっかりは、今後のアップデートに期待するしかないですね。
2023年2月15日から一部のキャリア版で「タスク落ち」改善のアップデートが開始されました。