アメリカの禁輸措置の影響で一時的にスマートフォン中古買取店が買取価格を100円になっていました。
7月2日にアメリカ側がHuaweiに対して「低機能の半導体」に限定した禁輸緩和に変わった為、7月6日から正常買取価格に戻しましたがファームウェア製品は購入してもいいものか判断が難しいですね。
ファーウェイ製のスマートフォンを購入してもいいものか判断する点をいくつかまとめてみました。
現在発売中のファーウェイのスマホは大丈夫?
現時点で発売されているファーウェイのスマートフォンは一般ユーザーレベルで使用するのに不都合はありません。
米国の動き次第ではGoogleからサービス提供がなくなることでAndroid OSのアップデートはされない可能性があります。
Androidの新機能が使えるようにならないだけなら大した問題ではありませんが、セキュリティのアップデートがされなくなるのは大きな問題。
5月頃に米国の制裁によってGoogleがファーウェイ製品にたいしてGoogle Playなどのサービス提供をしないと発表がありましたが、暫定的に取り引きを継続することになりました。
暫定的なのでファーウェイのスマートフォンは様子見した方がいいでしょう。
ファーウェイのスマートフォンを選ぶ理由?
ファーウェイのスマートフォンが人気なのは
「値段の割に性能が良い」
コストパフォーマンス抜群な機種が多く発売されているからです。
機種名に「Lite」とつくスマートフォンの機種は、格安SIMを提供しているMVNO各社から通話SIMとセットで購入すると一括100円や0円で手に入れることができたりします。
初めてスマホを持つ人や、使えれば何でも良い人などに選ばれるばら撒きが販売数を伸ばしている理由だと思います。
「Lite」以外にキャリアでも取り扱われるハイスペックモデルの「Pro」シリーズもありますが、同等の性能であるXperiaなど国内メーカーのスマートフォンよりも安く販売されています。
大半のユーザーは性能も価格も同じスマートフォンであれば国内メーカーを選ぶので、ファーウェイが伸びることもなかったでしょう。
ファーウェイのスマートフォンはハッキングされやすい?
ファーウェイが作ったスマートフォン、タブレット、パソコンなどにはユーザーの通話やメッセージを傍受および記録できる機器が搭載されています。
Googleも同じようにサービス向上のために情報をある程度抜いていますが、ファーウェイの場合は中国政府に情報を提供しているのではないかとカナダでファーウェイのCFO孟晩舟(もうばんしゅう)が逮捕される自体にまでなっています。
スマートフォンで操作した内容すべてを抜くことができる仕組みがファーウェイのスマートフォンに入っていれば、その仕組のセキュリティの穴を利用したハッキングも可能になってしまいます。
ファーウェイに限らず国内でも第三者のハッキングで銀行系アプリなどの情報も抜かれてしまい悪用される可能性もあります。
ファーウェイのスマートフォンをサブ機にする、仮にハッキングされデータを抜かれても問題ない使い方をするならファーウェイのスマートフォンはコスパ抜群でおすすめです。
ロック画面に広告表示
こうした問題の中、なにかの手違いでファーウェイ製のスマートフォンのロック画面に広告付きの壁紙が表示されました。
今回のはわざとではないようですが、ファーウェイが表示させたことを認めており、
ユーザーの皆様、率直なコメントをいただきありがとうございます。ご不便をおかけして申し訳ありません。ロック画面のインターフェイスに(広告が)表示されるべきではないため、これらの画像をサーバーから削除したことを謹んでご報告します。
と謝罪を入れています。
ある意味「遠隔からでもなんでもできるよ。」と思わせたいかのように受け取ってしまうタイミングでした。
勝手な空想ですが、
なんでもできてしまうということはファーウェイのスマートフォンのバックグラウンドでCPUを過度に使用するアプリを作動させて、高熱にすることでスマートフォンのバッテリーを爆発させることができてしまうと国内で流通している台数分のバグ初物ができてしまいますね。
これは恐ろしい・・・