3月の乗り換え投げ売りセールで大量に出回った「Pixel 3」の白ロムが5万円台まで値下がりしてきています。
ヤフオク、メルカリ、ラクマの価格調査と、ネットワーク制限やSIMロックの状態が混在していますので注意点をまとめてみました。
「Pixel 3」の特徴とは?(簡単に説明)
「Pixel 3」を簡単に説明すると、Androidを提供しているGoogleが作ったスマートフォンです。
- 撮った写真を「Googleフォト(クラウド)」に無制限に保存することができる。
- スペックも他のメーカーが出している最新のハイスペックスマホと比べて申し分なしです。
- モバイルSuica(Felica)を搭載
- カメラは高性能
- 最新バージョンのAndroid OSが入る
白ロムPixel 3ヤフオクの落札価格データ
過去の取引データが調べることができる「オークファン」のデータです。
「ネットワーク制限△、SIMロック未解除」落札価格:50,000円~
「SIMロック解除済」落札価格:55,000円~
「SIMロック解除品」の大半は6万円台ですが、タイミングが良ければSIMロック解除品でも5万円台から落札することができます。
ヤフオクは「ネットワーク制限が◯」じゃないものを出品していると取り消しをされてしまうので、「ネットワーク制限が△」でも安く手に入れたい場合は見つけ次第入札するようにしましょう。
白ロムPixel 3メルカリの販売価格データ
「ネットワーク制限△、SIMロック未解除」落札価格:54,000円~
「SIMロック解除済」落札価格:60,000円~
メルカリの方が販売手数料が高いので、販売価格もヤフオクに比べて少し高くなっています。
「ネットワーク制限△」でも出品取り消しはありません。
送料は出品者持ちが多いのでヤフオクと同じ金額であればメルカリで購入するほうが若干安くなります。
白ロムPixel 3ラクマの販売価格データ
「ネットワーク制限△、SIMロック未解除」落札価格:50,000円~
「SIMロック解除済」落札価格:58,000円~
ヤフオク、メルカリに比べてラクマは販売手数料が一番安いので、販売価格が他に比べて一番安いです。
同じ状態で5,000円以上の差額が出ています。
説明文やタイトルにネットワーク制限の状態やSIMロックの状態、IMEI番号が記載されていなかったりと、
ヤフオクに比べて、出品ユーザーのリテラシーが少し低いイメージ。
購入したくてもユーザーがいても情報が不鮮明で購入者が手を出さないことが多いので、時販売価格が下がる傾向にあります。
白ロムPixel 3の気をつける項目
SIMロック解除済みかどうか
SIMロックがかかっている状態だと、販売元のキャリアSIMのみ利用できます。
ソフトバンクのPixel 3なら → ソフトバンク回線のSIM
ドコモのPixel 3なら → ドコモ回線のSIM
同じキャリアのSIMで利用するならSIMロックは気にする必要はありません。
SIMロックが解除されていなくてもキャリアによっては回線契約時に購入した名義人のみ可能などの制限がありますが、SIMロックが後から解除できます。
ドコモ
- ネットワーク利用制限、おまかせロック等の各種ロックがかかっていないこと
- 購入日から100日経過した機種であること
ただし、以下の場合は100日を経過していない場合でも即時にSIMロック解除の手続きが可能となります。
- 当該回線において、過去にSIMロック解除※4を行っており、その受付から100日経過した場合
- 当該機種を一括払いでご購入、または分割払いでご購入され、その分割支払金/分割払金のご精算をされた場合
- (いずれも端末購入サポートを利用されている場合は、端末購入サポートの解除料をお支払いいただくことが必要です。)
2019年2月20日(水曜日)から、白ロムで購入した中古端末を購入した人でもSIMロック解除が可能になりました。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/unlock_simcard/201902/index.html
ソフトバンク
現時点では契約者のみSIMロック解除が可能です。
- 一括支払い済み
- 残債がある場合は、契約日から101日経過
であれば、回線の契約がされている状態で利用できるmysoftbankからSIMロックの解除もしくは、ソフトバンクショップへ持ち込みでSIMロック解除ができます。
回線解約済の場合は、90日以内に回線契約と同時にPixel 3を購入した契約者がソフトバンクショップへ持ち込めば可能です。
ドコモと同じく中古で購入したユーザーでもSIMロック解除ができるようになればいいんですけどねぇ。
ネットワーク制限の状態
ネットワーク制限◯ = 機種代の支払いが完了している。
ネットワーク制限△ = 機種代の支払い中。
気をつけないといけないのが、機種代の残債が残っている「ネットワーク制限△」のものです。
契約者が支払いを滞ることはほぼ無いと思いますが、仮に完済されなかった場合には「ネットワーク制限✕」いわゆる赤ロムになります。
そうなるとSIMを使った通信が利用できなく、通話もできなくなります。
(Wi-Fiは使えます)
ちなみにネットワーク利用制限△から×になる確率は、0.037%といわれています。
白ロムPixel 3のおすすめの状態
SIMロック解除予定の「Pixel 3」
一番コスパのいいPixel 3は、数カ月後に分割の残債支払い完了、SIMロック解除予定のPixel 3です。
SIMロック解除されたPixel 3より安く手に入れることができ、日数はかかりますが後からほぼSIMロックが解除してもらえます。
この手の端末は、メルカリ、ラクマ、ヤフオクなど個人売買がされるところで購入できます。
中古スマートフォンショップなどのSIMロック未解除品は、解除されることが無いです。
安牌はSIMロック解除されたPixel 3
この時期にSIMロックが解除されているPixel 3の大半は、機種の残債が完済されてるものが圧倒的に多く、ネットワーク制限が◯になっているので安心です。
購入日から101日経過しているものもSIMロックが解除されている場合があるので、ネットワーク制限が◯になっているかの確認を忘れないように。
最安値のPixel 3を狙うなら
例えば、現在ソフトバンクの回線を利用しているのであれば、ソフトバンクのPixel 3であればSIMロックが解除されていなくてもSIMの種類が合えば問題なく使えます。
※現在使用しているスマートフォンのSIMで使えるかどうかはソフトバンクSIMの種類ページで確認してみてください。
同キャリアのSIMカードを使うのであれば、SIMロック状態、ネットワーク制限△でも利用できるので一番安く購入できます。
※赤ロム保証が付いてるもの推奨
赤ロム保証のある販売店がおすすめですが、メルカリやラクマなどの個人で売買されているものは説明文に支払い済みや、支払い申請済みなどでも問題ないと思います。
支払いをしないと、ブラック認定されてしまいます。
- 裁判所から呼び出し
- 滞納したキャリア以外でも契約できない
- ローンやクレジットカードの審査が通らなくなる
など、たかが数万円でブラックになりたくないですからね。
まとめ
2019年4月時点でドコモでの端末購入サポート、ソフトバンクでのPixel 3ハッピープライスキャンペーン(1万円引き)が終わり、乗り換えCBも終わりました。
その為、これ以上の値下がりはしばらく無いと予想されます。
次のPixel 3aなども発表されていますが、Pixel 3の廉価版といわれているので影響は少なそうです。
また、夏から分離プランが始まるので新機種の購入費が高くなるため、安価な中古スマートフォン市場が活発になりPixel 3に関わらず在庫不足が発生すると言われているので手に入れるなら今です。
<2019年7月17日追記>
ソフトバンクが在庫限りPixel 3a並と同価格までPixel 3を値下げして販売されています。
在庫切れになってもどこかのタイミングで少量の復活があったりします。