MVNOや各キャリアからキッズ携帯専用プランなどが用意され月々の費用が安くなっていることもあり、キッズケータイを持っている小学生をよく見かけるようになってきました。
そこで、ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアから販売されているおすすめのキッズケータイを比較しました。
キッズ携帯とは
- 「○○くんの家に遊びに行くから5時までに帰るね。」という連絡手段
- 子供がどこにいるかわからなくなった時に居場所を探せるGPS機能
など、防犯ブザー、GPS機能、通話制限など子供の居場所を把握する為に必要な機能などを搭載した携帯電話です。
おすすめのキャリアキッズケータイ
ドコモ、auと比べて2年間の維持費が最安、さらに家族間以外の通話料5分以内無料であるソフトバンクがおすすめです。
実家の近くに住んでいると、子供が学校帰りに実家へ寄る時に電話するなど、家族外へ電話する機会が意外と多いと思います。
家族割りが組めないおじいちゃん、おばあちゃん、親の兄弟や子供のいとこなどにも5分以内の通話を無料でかけることが可能です。
親のスマートフォンがソフトバンクじゃない場合にも「みまもりGPSアプリ」を使用することで居場所の検索も可能です。
キャリア別キッズケータイ
ドコモ、au、ソフトバンクなどキャリアからも販売されていますが、親も同じキャリアとの契約が必須です。
各キャリアから販売されているキッズケータイの月額料金は500円~1000円ぐらいの安いプランが用意されています。
同キャリアの家族間の通話料は無料なので、親がドコモ、au、ソフトバンクの回線を利用している場合は、キャリアのキッズケータイがおすすめです。
ソフトバンクのキッズケータイ
ソフトバンクには、一般的なハードボタンのみの「みまもりケータイ4」とタッチパネル式を採用したキッズケータイ「キッズフォン」の2機種を販売しています。
タッチパネル式「キッズフォン」は独自のOSなので、追加でアプリなどはインストールできません。
どちらも、必要な機能は備わっています。
違いは、本体価格とタッチパネル式か、カメラがついているかどうかです。
価格的に「みまもりケータイ4」をおすすめします。
ドコモやauと違い、月額費も少し安く、家族間の通話料無料に加えて家族以外のSMS/MMSの送受信無料+国内通話はどこへかけても5分間通話無料です。
さらに、今なら2ヶ月間の月額費が無料です。
特徴
他社のキッズケータイと同じく、防犯ブザーを引っ張ると鳴動とともに、音声発信、居場所お知らせメール送信が実行されます。
ソフトバンクには、他のキャリアと違い無料で利用できる「みまもりGPSアプリ」という位置情報取得アプリがあります。
アプリの評価が低いですが、使えてはいるようなので試しに利用してみて、あまり精度がよくないなど使い勝手が悪ければ有料オプション(216円)「位置ナビ」に加入をおすすめします。
ソフトバンクは警備会社のCPSセントラル警備保障株式会社と提携しており、別途、「CSPケータイdeアシスト」(月額324円)に加入することで、セントラル警備保障株式会社のスタッフが現場へ急行してくれます。
保護者がセントラル警備保障会社へ直接連絡することでスタッフが現場へ出動してくれるシステムなので、auの「ココセコム」よりサービスが劣ります。
現在、最大2ヶ月の月額費が無料のキャンペーンを行っています。
料金と契約条件
- 基本料金
529円(2年契約)
2ヶ月無料!
- オプション
「位置ナビ」
探す方
月額費:216円
検索利用料: 5円/回
探される方
月額費:無料
検索利用料:無料「みまもりGPSアプリ」
無料「CSP ケータイ de アシスト」
月額: 324円
現場急行料金(都度):5,940円(60分以内)
- 通話料
家族間:無料
家族間、以外SMS:無料
家族以外5分以内:0円
家族以外5分超過:20円/30秒 - 契約条件
大人でも契約可能
12歳以下の子供を利用者登録することで月額費2ヶ月分無料
※要、子供の保険証 - 対象機種
キッズケータイ
みまもりケータイ4 - 本体代金
キッズフォン みまもりケータイ4 機種代 18,720円 6,720円 分割(24回) 780円 280円
【通常購入の場合の月額費】
キッズフォン | みまもりケータイ4 | |
基本料金 | 529円 | 529円 |
分割(24回) | 780円 | 280円 |
位置ナビ | 216円 | 216円 |
検索料 | +α(5円/一回) | +α(5円/一回) |
合計 | 1,525円+α | 1,025円+α |
ドコモのキッズケータイ
現在、ドコモから販売されているのは「キッズケータイ F-03J」のみです。
特徴
防犯ブザーをひっぱるとブザーと同時に、電話発信、位置情報も自動で送信されます。
位置情報を送るには別途有料で月額216円の「イマドコサーチ」というオプションに加入が必須で、一回あたり5円かかります。
防水・防塵にも対応しているので、飲み物をこぼしてしまい安いお子さんでも安心です。子供に持たすなら必須機能ですよね。
「親子のきずな」というアプリを使えば、子どもが帰ってきたら教えてくれる「おかえり通知」や、Bluetoothを使った離れたらお知らせしてくれる「みまもりアラート」の機能があります。
料金と契約条件
- 基本料金
540円(2年契約) - オプション
「イマドコサーチ」月額 216円 1回5円 - 通話料
家族間:無料
家族以外:20円/30秒
SMS:3円/1回 - 契約条件
対象の子供が12歳以下
「カケホーダイ&パケあえる」のパケットパックの契約者の子回線となること - 対象機種
キッズケータイ:F-03J - 本体代金
「docomo Online Shop」では、
10,368円(もしくは、24回×432円)
【通常購入の場合の月額費】
基本料金 | 540円 |
イマドコサーチ | 216円 |
機種代金分割(24回) | 432円 |
イマドコサーチ検索料 | +α円 |
合計 | 1,188円+α |
auのキッズケータイ
auには、タッチパネル式の一般的なキッズケータイと同等の「mamorino 4」と、年齢によってSNSなどの制限をかけれるスマートフォン「miraie f」があります。
※「miraie f」はスマートフォンに制限をかけれるフィルタリング機能が利用できるようになっているだけで、月額料金も通常のスマートフォンと値段の差が無いため、おすすめしません。
特徴
キッズケータイにも関わらず、タッチパネル式です。
独自のOSなので、追加でアプリなどはインストールできません。
防水(IPX5/IPX7)、防塵(IP5X)耐衝撃に対応しています。
他社のキッズケータイと同じく、防犯ブザーを引っ張ると鳴動とともに、音声発信、居場所お知らせメール送信が実行されます。
※位置情報を送るには、保護者側で「安心ナビ」という有料オプション(324円)に加入が必要です。
auは警備会社のSECOMと提携しており、別途、「ココセコム」に加入することで、設定により自動的にSECOMのスタッフが現場へ急行してくれます。費用が高いですが、共働きのご家庭ですぐに現場に急行できない場合にはおすすめのサービスです。
どこまで対処してもらえるかはわかりませんが、「明らかにお子さまの操作ミスによる場合、セコム株式会社の判断によりご請求しない場合があります。」とサイトに明記されているので良心的ですね。
料金と契約条件
- 基本料金
540円(2年契約) - オプション
「安心ナビ」
探す方:324円
※ 別途パケット通信料がかかります。探される方:無料
※ 別途EZアプリ送信料(3円/回・税抜)またはパケット通信料がかかります。「ココセコム」
月額: 0円
現場急行料金(都度):5,400円(30分以内)
セコムにお子さまの位置情報を電話で聞いた場合(位置情報提供料金):216円 - 通話料
家族間:無料
家族以外:20円/30秒
家族間SMS:無料 - 契約条件
対象の子供が加入時点で小学生以下 - 対象機種
キッズケータイ:mamorino4
※3G通信不可 - 本体代金
17,496円(税込)もしくは、分割で36回払い
【通常購入の場合の月額費】
基本料金 | 540円 |
安心ナビ | 324円 |
機種代金分割(36回) | 486円 |
合計 | 1,350円 |
ドコモ、au、ソフトバンクのキッズケータイ料金比較表
ドコモ | au | ソフトバンク(おすすめ) | ||
F-03J | mamorino 4 | キッズフォン | みまもりケータイ4 | |
基本料 | 540円 | 540円 | 529円 | |
家族間通話料 | 無料 | 無料 | 無料 | |
家族以外通話料 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 5分以内:無料 家族以外5分超過:20円/30秒 |
|
割引 | 2ヶ月間 月額料無料 | |||
SMS/MMS | 3円/通 | 家族間:無料 家族外:3円/通 |
無料 | |
機種代 | 10,368円 | 17,496円 | 18,720円 | 6,720円 |
位置検索基本料 | 216円 | 324円 | みまもりGPSアプリ:無料 位置ナビ:216円 |
|
位置検索料 | 5円/回 | 3円/回 | みまもりGPSアプリ:無料 位置ナビ:5円/回 |
|
契約期間 | 2年 | 2年 | 2年 | |
2年間の最低維持費 | 28,512円 | 38,252円 | 35,542円 | 18,358円 |
キャリアキッズケータイのデメリット
保護者のケータイ契約会社と同じにする必要がある
保護者のケータイもしくは、スマートフォンの契約とキッズケータイの契約会社を合わせる必要があります。
合わせないと、
- 家族割がきかず格安で利用できない
- 各キャリア独自の位置情報サービス利用できない
といった本来のキッズケータイの機能が使えなくなります。
格安で利用できる年齢制限がある
キッズケータイ向けのプランは利用する子供の年齢が12歳までになります。
13歳になるとキッズケータイ向けの料金プランから通常の料金へ変更になるので13歳以上に持たせるにはキッズケータイにする理由が半減します。
SNSや有害サイトの閲覧不可などの規制はスマートフォンのアプリなどで制御が可能なので、格安SIMとシムフリースマートフォンの組み合わせがおすすめです。
キッズケータイを無料、格安で手に入れるには
一括0円キャンペーンを狙う
キッズケータイを最大限利用するには、保護者のケータイ契約会社と同じにする必要があるので、現在、利用しているケータイ会社と違うケータイ会社のキッズケータイを選びたい場合、ケータイ会社を変更する場合も出てきます。
その場合、まず保護者用のケータイをMNP一括0円のキャンペーンを狙いましょう。
キッズケータイを同時申し込み
そのタイミングで同時に『キッズケータイを新規で契約する。』
と、店員さんに伝えると同時も申し込みの場合に限り、割引が入り一括0円、もしくは、半額以下になることが多いです。
今までに何度か交渉したことがありますが、値引きが入らなかったことはなかったので、お試しあれ。
まとめ
格安SIMを利用したスマートフォンをキッズケータイ化する方法なども可能ですが、子供が使いやすい小さくてタフな機種がありません。
また、格安SIMの最安の音声つきプランを選んだとしても基本料金で約1,000円以上し、通常の通話は全てプラスで料金がかかってきます。
それに比べ、キャリアのキッズケータイの方が基本料金も安く無料通話が利用できるので、ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアから販売されているキッズケータイを選ぶことをおすすめします。