待望のDSDS対応デュアルSIM+おサイフケータイ機能付きスマートフォンが発売されましたが、実はこっそり?とApplePay対応のデュアルSIM iPhoneが発売されていました。
日本では未発売!?
実は、日本で使える機能を持ちながら日本では発売されておらず、中国・香港版のiPhoneだけがDSDS対応デュアルSIMとIDやSuicaが使えるiPhoneです。
詳しくはこちらのサイトで紹介されています。https://japanese.engadget.com/2018/10/26/iphone-sim-iphone-xr/
中国・香港版以外は日本で発売されているiPhoneを含め、普通のSIMカードとeSIMに対応した端末が販売されています。
eSIMとは
通常のSIMは、ICチップがのっている小さなカードですが、eSIMはユーザー自身が書き換えることができるSIMカードが本体に内蔵されているようなものになります。
昔のガラケーのように機種変更時にお店で番号の移動をしてもらう作業を自分でできるよう感じです。自分でするかお店でするかの違いはありますが、昔の仕様に戻った感がしますね。
現状、日本のキャリアではほぼeSIMに対応していないみたいなので便利ではありませんが、日本で普及すると契約はネットで完了し、メールで届いた情報をスマートフォンで入力するだけ。みたいな時代が来ると思います。
日本版のiPhoneには無いデメリット
技術基準適合マークがついていない
当たり前ですが、国内版では無いため、技術基準適合マーク(技適マーク)がついていません。
基本的に技適マークがついていないものを、ある特約を除き日本国内で利用すると電波法違反になります。
2 不法無線局の罰則
第110条 次の各号のいずれかに該当する者は、一年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
一 第4条の規定による免許又は第27条の18第1項の規定による登録がないのに、無線局を開設した者
二 第4条の規定による免許又は第27条の18第1項の規定による登録がないのに、かつ、第70条の7第1項、第70条の8第1項又は第70条の9第1項の規定によらないで、無線局を運用した者
三 以下省略http://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/denpa/denpatyuukei/denpahou.html
より抜粋
断言できませんが、無線局の罰則しかなさそうなので技適マークのない端末を使用はダメでも罰則はないかもしれません。
以下に「公的機関の回答から実情」について書かれている記事がありました。
https://www.naenote.net/entry/giteki-smartphone-illegal
日本で使われるバンドに対応していないものも?
バンド11、21、28、42には対応していないので、回線のキャリアによっては地方都市の一部で使用されているバンドに対応できずLTEが使えない場合も出てきます。
また、今よりも通信速度を実現させるバンド42に対応していませんが、バンド42を使う頃には新しいiPhoneが発売されている可能性があるので今は気にしなくても問題ないと思います。
良くも悪くも、iPhoneが日本のガラケーに近い機能が揃ってきましたね。
スマートフォンの普及初期頃にこうなっていたらAndroidは太刀打ちできたのでしょうか。