3大キャリアであるドコモ、ソフトバンク、auから格安simといわれるMVNOが主流になりつつある時代です。
その勢いに合わせて格安スマホが次々と登場し、何が良くてどう違うか、何を基準に選べばいいかわからない方向けにご紹介します。
価格の安過ぎるエントリーモデルはやめておく
SIMフリースマートフォン売り場には、価格が1万円以下のスマートフォンも5万円以上のスマートフォンと一緒に並べて販売されています。
中には、5万円以上するスマートフォンと比べ画面の大きさや、デザインの違いはほとんど無いため、高価なスマートフォンより気に入るデザインを見つけてしまうかもしれません。
しかし、いざ使用してみると性能が低く、
- 動きが悪くすぐ固まる
- 複数アプリを起動し処理中に電源が落ちる
など、ストレスが溜まる使いづらい症状に悩まされ、後悔してしまう事が多いです。
CPUがSnapdragon 400番台は、やめておきましょう!
経験上、アプリの切り替えだけでぐるぐるロード画面が出たり、文字入力中に固まったりする事が多々ありました。
だいたい1万5千円以下のスマートフォンが当てはまってくるかと思います。
※1万5千円以上だからこのような症状が出ないというわけではありません。
仕事の電話やメール、LINEなどSNSぐらいにしか使わないよ。
っていう人向けの位置づけのモデルになります。
手頃な価格で動きも悪くないミドルレンジスマートフォン
価格が2万円台〜のものが性能的に普通で、モタつくことも少なくストレスフリーなミドルレンジスマートフォンになってきます。
私のお気に入りZenfone3もこのランクのスマートフォンになります。
CPUが最低Snapdragon 600番台以上がオススメ!
現在はZenfone5が発売され2世代前の機種になりますが、
台湾で2016年7月12日に発売( 国内は約1年遅れで発売)に発売されたZenfone3 (ZE552KL)は約2年たった今でも、最新のAndroid 8.0にアップデートも可能な現役スマートフォンです。
CPU:Qualcomm Snapdragon 625 @2.0Ghz
メモリ:4GB
国内版定価:39,800円(台湾版定価:33,000円)
※2018/05/26現在、Amazonに少し値引きされた新品の在庫残ってます。
メモリよりCPUが大事
Zenfone3を製造しているメーカーASUSから発売された「Zenfone4 MaxPro」(maxはバッテリー容量に特化したモデル)も同じ4GBのメモリを積んでいます。
しかし、CPUは400番台を使用しているため、アプリの起動や文字入力時に文字が表示されるまでの動きの悪さを感じました。
メモリは作業スペースのようなもので、処理をする部分はCPUです。
メモリ4GBという部分がどこまでの恩恵を受けているかわかりませんが、メモリの容量よりもCPUの性能の方が動きに大きく影響を与えると考えていいです。
最新のスマートフォンと比べても遜色なし
スマートフォンは日々進化し続けていますが、
実際は2年前ほどから体感的に違いがわかりにくいぐらいになっています。
ですので、できるだけコストをかけずに使いやすいスマートフォンを手に入れたい場合は、最新モデルではなく何世代か前のスマートフォンを狙っていくのもありだと思います。
購入前に気をつける点として、
Androidのバージョンがどこまで対応しているか、
バグや機種独特の不具合はないか、
を価格.comの口コミやGoogleで検索などで情報を調べるといいでしょう。
例えば、Androidのバージョンが古すぎると
アプリが対応していない or しなくなる
という問題があるので、現在の最新のAndroidのバージョンが8.0だとすればAndroid7.0以上のものであれば無難です。
オススメなミドルレンジスマートフォン
Zenfone3 ZE552KL
CPU | Qualcomm Snapdragon 625 2.0GHz 8コア |
RAM(メモリ) | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 5.5インチ 解像度:1920 x 1080(フルHD) |
Androidバージョン | Android8.0 |
商品詳細メーカーHP | https://www.asus.com/jp/Phone/ZenFone-3-ZE552KL/Tech-Specs/ |
最新OS、Android8.0までアップデート対応。
DSDS対応はもちろん、Zenfone特有のホームアプリ「ZenUI 4」対応なので、ツインアプリ機能を使用しSNSアプリなどを2アカウント運用可能です。
HUAWEI P10 lite
CPU | HUAWEI Kirin658 オクタコア |
RAM(メモリ) | 3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 5.2インチ 解像度:1920 x 1080(フルHD) |
Androidバージョン | Android7.1 |
商品詳細メーカーHP | https://consumer.huawei.com/jp/phones/p10-lite/specs/ |
約10分の充電で、動画再生2時間可能な高速充電が可能。
第2関節を使ったジェスチャーが独特の「ナックルジェスチャー」を利用することでスクリーンショットやスクリーンレコードを最速で行うことが出来ます。
価格も2万円前半なのにサクサク動作する、コスパが最強なスマートフォンです。
まとめ
XperiaやGalaxyなどのハイスペックスマートフォンがダメだというわけではありません。
ガリガリ処理をさせる3Dゲームなどの場合、ミドルレンジクラスのスマートフォンでは心もとないですが、そのようなゲームなどをしないのであれば高い費用をかけても使い切っていない「宝のもちぐされ」になってしまいます。
また、高スペックになればなるほどバッテリーの消耗が激しくなるため、バッテリーの持ちが悪くなる傾向になります。
現状のバッテリーは寿命が短い為、2年ほどすると全然持たなくなり、機種変更かバッテリーの有償交換をする必要があるので、
自分がどう使うかをよく考えて、用途に合わせたスマートフォンを探してみて下さい。